こんにちは!
「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る」
4月20日(土)スタート!
毎週土曜[NHK総合]後11:30〜11:59
このドラマの原作は
浅原ナオトさんの
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』
です。
タイトルがかなり変更になっています。
これは気になります!
色々調べてみましたよ!
【NHKドラマ化】でタイトル変更はなぜ?
そもそも、なぜ、タイトルが変更になったのでしょう?
それは、放送禁止用語、差別用語が関係しています。
でも、放送禁止用語や差別用語の定義って法律での規制ではないんです。
放送事業者が、視聴者が不快に思わないよう規制しているものなんです。
ということは、視聴者の抗議でこのような用語は増えていくというわけですね。
原作のタイトルに使われている言葉が、同性愛者の差別を呼ぶということなんですね。
言葉だけを意識して、うっかり って入れたタイトルはどうなんですか?
と思いますけどね。
「腐女子うっかりゲイに告る」ってほんと心無いタイトルだと思うけど、原題「彼女が好きなのはホモであって僕ではない」の「ホモ」が問題だったんですかねいちおう蔑称だし
— Masaki☆ (@masaki_kkmt) 2019年3月30日
腐女子、うっかりゲイに告るってめちゃくちゃストレートなタイトルで攻めてるな〜って思ったら、原作が「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」で、あ、NHK的にホモが引っかかったのね。って思った
— 千秋(ex.ありす) (@chiaki_1031h) 2019年3月26日
原作のタイトルの意味は?
原作の
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』
このタイトルには、浅原ナオトさんの想いが込められています。
同性愛者である浅原さんが、それこそうっかり付けたタイトルではないんです。
差別用語とすら言われる、マイナスイメージをもつ言葉をあえてタイトルにいれた意味。
「人々が僕たち(同性愛者)を侮蔑するのは差別したいからではない。
習慣だ」
これは、原作の中にある主人公の純の言葉です。
つまり、何となくそういう風に振るまってしまうだけ
性的マイノリティは、ただ「少ない」だけでどこにでもいる。
そうなんです!
幼馴染の親友が?
テレビに映っている大好きな芸能人が?
もしかしたら、家族が?
別に遺伝子で決まってなったわけでも、特定の地域や環境だと発現するとか、そういうことではないんですから。
そして、望んでそうなったわけでもない。
そう考えると、差別用語でもある、「髪の毛が薄い」とか「ふくよかで悩んでいる」とかよりもっと深刻ですよね。
自分でこうしたいと思っても、心と体は一致してくれない。
この物語の純くんのように、悩んで悩んで・・・という人がたくさんいる。
そう思ったら、軽く発言して馬鹿にすることなんて出来ないです。
だからあえてタイトルにいれたんです。
分かっているようで実は分かっていない人に届くように。
そして、考えて欲しい。
それから、裏の理由として、浅原さん自身を表すのに最も適した言葉だから、とあげられています。
BLは、幻想であり永住の地とはならないけれど、救いにはなった。
浅原さんは、ご自身の妹さんのBL本で自己肯定感が高まったそうです。
この物語は、浅原さん自身の体験を元に書かれているんです。
ウェブで公表したこの物語の反響がよく、人生を肯定されているようで嬉しかったと語っています。
しかし、多様性の尊重される世界として、LGBTブームとなり、浅原さんは言葉では表せない恐怖を覚えたそうです。
性別が、
男・女・その他
として配慮されるようになり、自分は、男としての区別で何も困っていないのに・・・と強く感じたからです。
そこで、書籍化する時にタイトル変更が検討された時、タイトルをそのまま維持する為なら、ご自身の隠していた同性愛者であることを発表してもいい、と約束したんです。
そこまでして、手に入れたタイトルがこの書籍のタイトルなんです。
なるほど!
とても熱いけどあったかい、大事なメッセージが込められているんですね。
知れば知るほど、ドラマのタイトルを変えて欲しくなかったのでは、と想像しますね。
僕にとって「ホモ」は自分を端的に表す大切な言葉でした。だから、変えたくなかった。「世間」に負けて「自分らしさ」を曲げたくなかったのです。自身を定義する言葉は違えども、その考えは「LGBT」の人たちと何も変わるところはないと思います。
— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合にてドラマ化決定!(4/20~) (@asahara_naoT) 2018年6月1日
タイトル変更で世間の声と原作者の声は?
原作を読んだ後で、ドラマのタイトルを聞くとかなり違和感あります。
原作のタイトルに込められた想いを知れば、なおさらです!
世間の声は?
カノホモめっちゃつまんなさそうなタイトルに変えられてる……
でも、私は映像化とかの際に名前変わるの賛成派なの。
原作原理主義者だから、逆にタイトル違うなら違うものとして、実写がつまらない作品になってもノーダメージな気持ちになれるから!
だってそう!
原作の素晴らしさは何も変わらない!— ボンゴレ☆ビガンゴa.k.aあばらブレイカー (@bongore13) 2019年2月2日
最近pixivコミックで読んだ、「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」って漫画、内容が結構シリアスさもあって好きなんだけど、NHKでドラマ化するんだって。
タイトルが「腐女子、うっかりゲイに告る。」になるらしくて、チープさしか感じないのは私だけだろうか…— iz_あいじ@5さい (@geki_iz) 2019年3月26日
カノホモは原作がとても面白いのでドラマ化には期待……したいんだけど、タイトルがなぁ。
どうなるのか楽しみです。— ネーミー (@nemy_2849) 2019年2月1日
カノホモ、ドラマ版のほうが多方面に侮蔑的なタイトルになってて大丈夫か?となる
— 地雷ねこ (@minetabby) 2019年2月1日
原作者の声は?
このタイトル、原作者の浅原さんは、不満を表明していいことを条件に承諾したんだとか!
そりゃーそうでしょうよ!
と、ちょっと安心しますね。
「美味しいものと美味しいものを一緒に食べたらもっと美味しいよね!」
というノリで、寿司とパフェを同時に出されたような胸焼け感がある。
と表現されているんです。
いや~、攻撃的でなく、ちょっとしたジャブも効いていて、妙に納得させられる!
さすが!という表現力ですよね。
担当の方には、タイトルについて、かなりの不満をぶつけたという浅原さん。
それでも、TV業界の勝利の方程式と納得したんだとか。
放送局は視聴率上げないといけないし、しがらみが色々あるのも事実ですよね。
今さらですけど新タイトル、もし「ホモ」が使えたとしても差し替える価値があるぐらい戦略的には正解だと思っていて(うっかりは除く)、枠の特性を考えれば作品性より戦略性に走るのも正解なので、僕以外はあまり怒らないで下さると助かります。みんなそれぞれの事情がある
— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合にてドラマ化決定!(4/20~) (@asahara_naoT) 2019年2月1日
ドラマについては、ドラマ化は嬉しかったけれど、タイトルに熱い想いを持っていただけに、タイトルが変更になったこと、脚本も演出も違う人が決めていくという点で、
もう自分の作品と言えないよね
いち視聴者として久々に観る連続TVドラマを楽しむ
とまで言っていた浅原さん。
今でしょ!という時に、原作本が売切れ。
増刷が遅れて品切れ状態が続いている事や、スケジュールが急に変更になったり、と色々振り回されている事もあって、投げやり感があったのも事実でしょう。
ギガ死覚悟でHP見たんだけどこの世界を壊さないようしばらく品行方正なツイートを心がけようと思った #3日で忘れる
— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合にてドラマ化決定!(4/20~) (@asahara_naoT) 2019年4月7日
そう!
ドラマ化を目前にして、公式HPが発表されました!コチラ
出演者の方々のこの作品にかける熱い想いも予告動画で語られています。
出演者の方が、性的マイノリティに対してどのくらい知識があったか分かりませんが、知識を深めて、ものすごく考えてそれぞれの役に臨んだことは間違いないです。
どんな風に、この作品が仕上がるか、ドラマが楽しみですね!
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まとめ
「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る」
原作書籍の【ドラマ化】でタイトル変更はなぜ?
原作のタイトルの意味は?
タイトル変更で世間の声と原作者の声は?
をまとめました!
「ドラマ腐女子、うっかりゲイに告(コク)る」
4月20日(土)スタート!
毎週土曜[NHK総合]後11:30〜11:59
タイトル変更して、原作とドラマに違いが出るのか?
今から楽しみですね!