弓道

弓道の手の内の原理や作り方を解説!注意点やマメについても説明します

こんにちは!

弓道のイロイロ解説です!

今回は、弓道において大切な型である

「手の内」

について紹介します!

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手の内とは?

弓道において、手の内とは、弓構えの際の左手の形のことをいいます。

昔、手の内の形は先祖代々受け継がれていたものだったので、他人に明かすことはありませんでした。

このことから大事な情報を公開するという意味「手の内を明かす」ということわざがありますね。

弓道アニメのツルネでもタイトルに使われていますね!

手の内の原理や作り方

先程のように、手の内の形が違えばその作り方も人によって異なることがあります。

そのため、ここでは一例を紹介していきます。

①左手の天文筋の下の方を弓の握革の角の天辺にあてます。

②肉を巻き上げるように天文筋の位置を下にずらし、天文筋全体が握革の角につくようにします。

③小指を握革に巻きつけます。

④親指を小指の上に巻きつけ、肉を巻き上げながら上にずらします。
このとき、親指と小指の間は指1.5本分くらいにします。
また、小指の爪先と親指の付け根の間は指1本分くらいです。

⑤親指と小指の間に中指、薬指を入れます。
中指、薬指の爪先と親指の付け根の間も指1本分くらいです。

⑥人差し指は親指の方向に伸ばします。

これで完成です。

手の内の注意点

手の内だけで、なんと

射の良し悪しが8割決まる

といわれるほど大事なんです。

なので、手の内をより綺麗に決めるためにはいろいろと注意点があります。

弓を強く握らない

これは弓道を始めてすぐ人に多い癖です。

手の内で弓を強く握ってしまうと余計な力が入ってしまい、狙いがぶれてしまうんです。
そのため、弓を支えるのは手ではなく肘や肩ということを意識する必要があります。

しかし、頭ではわかっててもなかなか治せないんですね。これ。

そういうときは弓力を下げたり、ゴム弓で練習したりするとコツを掴めたりします。

あくまで目安ですが、手の内で弓を握る強さは卵が割れないくらいです。

弓道アニメのツルネでも、マサさんが湊に教えていますよ。

手の内の形を崩さない

これも、治すのがなかなか難しい癖です。

前述の弓を強く握ることによっても起こるのですが、他の原因もあります。

その一つとして、巻きが足りないということがあります。

先程、手の内を作る際に肉を巻き上げると説明しましたが、最初の頃は巻き上げるのが痛くて中途半端にしてしまうっていう人がいるんです。

しかし、そうしてしまうと手の内が不安定になり、すぐに爪先と親指の付け根の空間が潰れてしまいます。

また、引き分けの際手の内を回転させて親指を的に向けるという動作があるのですが、その際にも崩れてしまうことがあります。

そうなってしまう場合は、力で開くのではなく左肘を伸ばすだけというイメージをもってもらうと良くなると思います。

手の内とマメ

マメ。
弓道でもできるんです。

最初のころは手の皮が薄いのでできやすいと言われています。

例えば10kgの弓を引くとすると、片手あたり5kgの負荷がかかります。

そう考えるとやはりその圧の影響でマメができるんですよ。

しかし、弓に慣れてきてもマメができることがあります。
この場合は射に原因があります。
これは、弓の押し方に問題があることが多いです。

弓の押し方の射癖として、「上押し」「ベタ押し」の二つがあります。

上押しは上の部分、つまり親指を中心に弓を押してしまうことです。
この状態になってしまうと、親指により強い圧がかかってしまうので、親指の付け根辺りにマメができてしまいます。

次に、ベタ押しとは下の部分を中心に弓を押してしまうことです。
この時、手の平全体を握革につけてしまうので、ベタ押しと呼ばれます。

この状態になってしまうと、小指の付け根辺りにマメができてしまいます。
マメができてしまうと、その痛みで弓道をするのが難しくなることもあります。

その為、マメができてしまったらテーピングをする、という手段があります。
テーピングをすることで痛みが軽減するという声が多いです。

この二つを治すには矢数を重ねなくてはならないので、テーピングをして修正していくのがよいでしょう。

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まとめ


今回は弓道で大事な部分である手の内でした!

手の内がキレイだと射もキレイに見えるので、ぜひとも美しくしておきたいポイントですね。

ここではあくまで作り方、治し方の一例を紹介しました。

射癖の治し方は人によって差があるので、この方法がダメだったら他の方法を試してみて下さい。

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