弓道の素引きのコツと練習方法！矢どころが前や後ろの原因別まとめ！

こんにちは！

弓道のイロイロ解説です！

今回は

素引き

矢所

について説明していきます！

弓道アニメのツルネでも出てきた言葉ですね。

Contents

素引きとは？
素引きのコツや練習方法
- かけを使って引く方法
- 素手で引く方法
矢どころとは？
まとめ

素引きとは？

野球でいうところの素振りと同じと想像すると分かりやすいですかね。

矢を番えずに弓を引くことを「素引き」といいます。

番えるは、つがえる

と読みますよ。

矢をつるにあてがう事を言うんですね。

この素引きは、初心者や準備運動というだけではないですよ！

ある程度練習に慣れてきた人にとっても大事です。
それは、的を意識せずに射形の修正に取り組めるから！

素引きは弓道上達のためのおすすめできる練習方法です。

素引きに入れました。幸せです

徒手→ゴム弓→素引き(←いまここ)→巻藁→的前 pic.twitter.com/GqpY328ed5

— F.U.K.I （17） (@_FU_KI_NO_) 2016年5月30日

素引きでは実際の弓の圧を感じながら会まで練習することができます。

また、弓を初めて扱うときに弓倒し、弦を返すなどの所作に慣れるために素引きをを行うこともあります。

素引きで注意することは、

充分に引ききった状態で離れをしてはいけない

ということです。

素引きでは矢を番えません。
なので、矢を飛ばすために使われるエネルギーが全て自分にかかります。
よって、怪我をしてしまう恐れがあるので危険なんです。

また、矢をつけて引く場合より弓が自分の体の中に入ってきます。
そうなあると、顔や耳を払って（戻ってきた弦が当たる）しまうので危険です。

素引きのコツや練習方法

素引きには、2つの方法があります。

かけを使って引く方法

と

素手で引く方法

です。

かけを使って引く方法

この方法の特徴は、

弦枕に弦があるという感触がわかる

妻手にしっかりと圧がかかる

よって、実際に近い練習ができます。

しかし、妻手の甲を正面に向けてしまうと弦が外れてしまうので注意しなければいけません。

素手で引く方法

この方法の特徴は、

実際に引くよりも強い力で引くことができる

あまり疲労を感じずに練習することができる

矢どころとは？

続いて、矢どころについて説明します。

矢どころとは、矢が当たった場所のことです。

その場所から

前、後ろ、上、下

の4つに分けられます。

弓道アニメのツルネでは、女子部員が

「コーチ！わたくし、矢どころが前になりがちですのっ！」
「私も、最初から後ろを習うのってアリですか？」
と迫るシーンが印象的でしたね！

最近矢所がいい pic.twitter.com/KbVxeyiCtn

— こーき (@Koooo__19) 2017年11月20日

矢どころを調べると、いくつかの射癖がわかっちゃうんです！

矢どころが前（右）の原因

・弓手親指の付け根の力が弱い

・引分けで、妻手のほうが早く下ろしている

・物見（的を見ること）において、首があまり傾けられていない

・弓手で、弓を上手く押せていない

などが考えられます。

特に弓を引いてすぐの初心者は角見の感覚があまり分からない事が多く、またそれを実現するのも困難なので、前に飛ぶ事が多いです。

角見とは手の内を整えた際、左手の親指つけ根が弓の内竹右角に接する点のことです。

矢どころが後ろ（左）の原因

・引分けで、弓手のほうが早く下ろしている

・立っている位置が前である（狙いが後ろになる）

・頬付け（会で矢を頬につけること）が出来ていない

・離れで緩んで妻手が前に来てしまい、その状態で矢を飛ばしている

などが考えられます。

矢どころが上の原因

・手の内がベタ押し
（手の内全体が弓の握り革にくっついてしまっている）

・体の重心が右に傾いている

・口割りが（会での矢の高さが口より）低い

・離れのとき、右肘の軌道が下になっている

などが考えられます。

矢どころが下の原因

・縦線（体の線）が伸びていない

・体の重心が左に傾いている

・会のとき、右肘の高さが肩より高い

・引分けで、目一杯引けていない

・肩が上がっている

・離れのとき、右肘の軌道が上になっている

などが考えられます。

矢どころはノートや記録帳に印をつけますが、最近は便利なアプリを使っている人が多いですね。

🌟的中ノート🌟
的の絵に矢所を書き込めます。メモ欄や裏表紙の覚え書きも活用できて便利です✨#小山弓具 #直心 #鵠心 #清雅 #清一郎 #雅澄 #清芳 #仁鵬 #弓道 #弓具 #神田 #藤沢 #埼玉 pic.twitter.com/M1JPNUJ3W3

— 小山弓具［公式］ (@koyamakyugu) September 26, 2019