弓道

弓道の矢束の読み方や測り方!弓の種類や名前についても解説!

こんにちは!

弓道のイロイロ解説です!

今回は

弓道の主役ともいえる道具!

について説明していきます!
グラス弓、カーボン弓のおすすめも紹介しています。

自分の弓の決め手ともなる

矢束

についても解説しちゃします!

では、いってみましょう!

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弓道の矢束の読み方や測り方について

自分に適した弓を決める手段の一つに

矢束

やづか

と読みますよ。

以前は、身長の半分くらいと言われてました。
現在の測り方は・・・

腕を伸ばした状態での喉仏から指先の距離

を矢束としています。

矢束は、会の状態での引尺のことをいい、この長さをベースにして弓のサイズや矢の長さを決めます。

弓の種類や名前について

弓にはいくつかサイズがあります。
自分の矢束や身長で適する弓のサイズを決めます。

三寸詰

一番小さいものをいいます。

長さ:212cm(七尺)

適する矢束:80cm以下

身長:145cm~155cm

並寸

次に小さいものを並寸といいます。
弓はこの並寸の長さが基準となり、他の弓の名前がつけられています。

長さ:221cm(七尺三寸)

適する矢束:80~85cm

身長:155cm~170cm

並寸は、圧が軽い弓が多いので多くの弓道人はこのサイズを使います。

二寸伸

真ん中のサイズとなるのを二寸伸といいます。

長さ:227cm(七尺五寸)

適する矢束:85cm~90cm

身長:170cm~175cm

三寸伸

二番目に大きいサイズのものを三寸伸といいます。

長さ:230cm(七尺六寸)

適する矢束:90cm~95cm

身長:175cm~180cm

四寸伸

一番大きいものを四寸伸といいます。

長さ:233cm(七尺六寸)

適する矢束:95cm~100cm

身長:180cm以上

弓の素材と特徴とグラス弓とカーボン弓のおすすめも

弓は、素材から「グラス弓」、「カーボン弓」、「竹弓」の3つに分けられます。

グラス弓の特徴とおすすめ

元々を石だったものを加工して作られた弓をグラス弓といいます。

グラスファイバーは丈夫な素材であり、本来は伸び縮みはしないものです。

なので、弓を引くときに無理やりグラスファイバーを縮めることで矢を遠くまで飛ばすエネルギーが得られます。

長所として形状が変化しにくいという点があります。

この弓は竹弓とは違い外の環境に影響を受けないので耐久性に優れています。
また、ほかの弓より比較的安値であるので、手軽に手に入れることができます。
その為、高校などの部活動で使用する弓はグラスファイバー弓が多いのではないかと思います。
私の息子が最初に使用した弓もこのグラスファイバー弓でしたよ。

直心・・・
一番人気!対象者は初心者から上級者まですべて。
曲げ弾性、ねじれ剛性、芯材との親和性に優れています。
会に入った時、独特の柔らかさを生み、角見の動きを活かし、発射時のさえを生み出します。

肥後蘇山・・・
本物志向!対象者は中級者以上。
厳選された芯材を使用、入木の製作により、引きが滑らかで矢の伸びが最高級です。
ただし、手の内の未熟な方にはお勧めできません。

楓・・・
低価格!対象者は初心者。
ただし、並寸のみです。
可能な限り、離れの反動を少なくして矢を遠くに飛ばす工夫をしています。

橘・・・
値段が手頃!対象者は初心者から中級者。
新しい発想で、科学的力学的合理性に基づいて作られました。可能な限り、離れの反動を少なくして矢を遠くに飛ばす工夫をしています。

ミヤタ・・・
伝統を重視しした高品質高性能!対象者は初心者、中級者。
弓自体が軽く、離れの反動が少なくなるよう優しい弓として作られています。

カーボン弓の特徴とおすすめ

炭素繊維を使い作られた弓をカーボン弓といいます。

グラスファイバーと比べて軽い素材で、なおかつ強さと丈夫さを兼ね備えた素材です。
よって、比較的簡単に矢を的まで届かせることができるんです。

しかし、カーボンファイバー弓は矢所や射型が乱れやすくなってしまいます。

私の息子は高校生の部活でグラス弓に慣れてからこのカーボン弓を引いていましたが、グラス弓に比べて、離れの時に左腕にかかる衝撃が大きかったと言っています。

直心Ⅰ・直心Ⅱ・直心Ⅲ・・・
一番人気!対象者は初心者から上級者まですべて。
グラス弓より更にねじれに強く、より弓返りは早くなり、矢飛びと的中率が向上しています。

肥後蘇山・・・
本物志向!対象者は中級者以上。
弓道の弓で使う竹弓を理想と考え、素材にこだわっています。
引きが滑らかで、入木の製作により矢の伸びが最高級です。
ただし、手の内の未熟な方にはお勧めできません。

粋・・・
低反発!対象者は初心者から上級者まですべて、学生に向いている。
丈夫で長持ち、力学的計算により的中精度を高く作られています。特に手の内の弱い方にお勧めです。

凛・・・
対象者は初心者から上級者まですべて。
矢飛び、軽さ、反動、最高!
全体的に柔らかな弓で、弓自体が軽いです。
弓が細く華奢なので、耐久性は少し劣るかと思われます。

竹弓の特徴


ヒゴを芯として、芽が出て三年程経った竹を重ね合わせた弓であり、弓道の象徴とも言えるのが竹弓です。

現在でも接着剤を除くと全てが天然素材でできているんです!

弓師(弓を作る人)が一張り一張り手作業で作っているので、世界に同じものは一つもないとされています。
芸術作品ですよね!

また、竹弓にはその弓を作った弓師の名前が刻まれることが多いです。

竹弓は主に参段以上の段位を持っている人が使う弓であり、長く弓道を続けるなら持っていたい憧れの弓です。

息子は一度だけ、この竹弓を引かせてもらった経験があります。
弓のキロ数の割りに、他の素材の弓より軽く引けて感動的でいい思い出になりました。

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まとめ

弓のイロイロをご紹介しました!

弓道の主役となる弓!

初心者から上級者まで、同じ弓を使い続ける人は少ないかと思います。

上達に合わせて、弓を選んでいくといいですね!

最後まで読んで頂きありがとうございます!

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